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中古スマホが届いたらすぐ確認!隠れた不具合を30分で見つけるテスト手順

中古スマホが届いたけれど、「なんとなく動作がおかしい気がする」「本当にこのまま使って大丈夫だろうか」と感じていませんか?

中古スマホの不具合は、見た目がきれいでも内部に潜んでいることがあります。画面の一部だけ反応しない、通話相手の声が聞こえにくい、バッテリーの減りが異常に早いなど、使ってみて初めて気づくものが大半です。

ただし、こうした不具合は特別な知識がなくても、手順に沿ってテストすれば30分で見つけられます。大切なのは、返品期限が過ぎる前に確認を終わらせることです。

この記事では、中古スマホが届いたらすぐ実行できるチェックリストと、iPhone・Androidそれぞれの追加チェック項目を解説します。

目次

フリマやネットで買った中古スマホ、届いたら最初に確認すべきこと

まずやるべきことは、最初にお伝えするiPhone・Androidどちらでも同じ操作で確認できる共通チェックリストです。不具合の深刻度が高い順に並べているので、上から順にテストしてください。

購入後の返品期限が短い場合やフリマの受取報告をする前に、「最初に確認」の4項目だけは必ずテストしてください。印刷して手元に置きながら進めると、チェック漏れを防げます。

最初に確認:タッチパネル・通話・充電(10分)

メモ帳アプリ(iPhoneなら「メモ」、Androidなら「Google Keep」など)を開き、手書きモードに切り替える。画面の四隅、上端、下端、左端、右端、中央を指でなぞって線を引く。線が途切れたり、触っているのに反応しない箇所があればNG。とくに画面の端から5mmくらいの部分は不具合が出やすいので念入りに確認する

通話テスト

家族や友人に電話をかけて、スマホを耳に当てた状態で相手の声がはっきり聞こえるか確認する。声がこもる、音が小さい、ザーッというノイズが入る場合は受話口の不具合。同時に、相手に「私の声ちゃんと聞こえてる?」と聞いてマイクもテストする。通話用の受話口(耳に当てる部分)と、動画再生用の外部スピーカー(端末の底面や背面にある)は別の部品なので、片方が正常でもう片方が壊れていることがある

スピーカーテスト

YouTubeなどで動画を再生し、音量を最大の半分くらいまで上げる。音がビリビリ割れる、特定の音域でこもる、左右で音量が違う場合はNG。静かな部屋で確認すると聞き取りやすい

充電テスト

充電ケーブルを端末に差して、画面に充電マーク(雷マークやバッテリーアイコンの変化)が表示されるか確認する。表示されたら、ケーブルの根元を上下左右に軽く揺らしてみる。揺らしたときに充電が途切れたりついたりする場合は、充電端子の接触不良。ケーブルを別のものに替えても同じ症状なら端末側の問題

次に確認:バッテリー・画面表示(10分+経過観察)

画面の焼き付き確認

以前表示されていた画像の跡が、うっすら画面に残ってしまう症状のことです。有機ELディスプレイ(iPhone X以降のiPhone、GalaxyシリーズなどのAndroid)で起こりやすい不具合。確認方法は、ブラウザ(SafariやChrome)を開いて「白 画像」と検索し、真っ白な画像を表示して全画面にする。その状態で画面をよく見て、文字やアイコンの形がうっすら影のように残っていたら焼き付き。キーボードの形や、ステータスバー(画面上部の時計・電波マークの部分)の跡が残っているケースが多い。画面を少し傾けると見つけやすい。

明るさの自動調整

光センサーは、画面の上部(iPhoneではフロントカメラの近く、Androidでは機種によって異なるが多くは画面上端の中央付近やカメラ横にある小さな穴)に内蔵されている。明るい部屋でスマホを使っている状態で、センサーがある画面上部を手のひらで完全に覆う。3〜5秒待って画面が暗くなれば正常。手を離して画面が明るくなれば正常。変化しない場合は、まず「設定」→「画面」→「明るさの自動調整」(iPhoneでは「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「明るさの自動調整」)がオンになっているか確認する。オンになっているのに変化しなければ、センサーの不具合の可能性がある

充電中の発熱チェック

充電ケーブルを差した状態で15〜20分ほど放置し、端末の背面を手で触る。ほんのり温かい程度なら正常。手で持ち続けるのがつらいほど熱い、または「高温注意」の警告が画面に表示される場合はNG。充電しながら動画を見たりゲームをしたりすると通常でも熱くなるため、テスト中は何も操作せず放置した状態で確認する

バッテリー消費の観察

充電を100%にしてから、Wi-Fiに接続した状態でウェブサイトの閲覧やSNSの確認など軽い操作を30分行う。30分後にバッテリー残量を確認する。30分で5〜10%の減りなら正常の範囲。15%以上減っている場合はバッテリーの劣化が進んでいる可能性がある。また、何も操作せず画面を消した状態で一晩(8時間程度)放置して、翌朝5%以上減っていたら、バックグラウンドで異常な消費が起きている可能性がある

余裕があれば確認:通信・カメラ・センサー(10分)

自宅のWi-Fiに接続して、ブラウザでいくつかのウェブサイトを開いてみる。ページが表示されれば接続自体は正常。そのまま5分ほどウェブサイトを見たりSNSを使ったりして、突然Wi-Fiが切れないかを確認する。何度も切れて再接続を繰り返す場合はWi-Fi機能の不具合の可能性がある(ルーターの問題ではないことを確認するため、他のスマホやパソコンで同じWi-Fiが正常に使えているかも確認する)

モバイルデータ通信テスト

SIMカードを入れた状態で、Wi-Fiをオフにする。画面上部に「4G」や「5G」の表示が出ることを確認し、ブラウザでウェブサイトを開いてみる。ページが表示されれば正常。表示が出ない場合はSIMカードの問題の可能性もあるので、別の端末でそのSIMカードが使えるか確認する

前面カメラ・背面カメラのテスト

カメラアプリを開き、明るい場所で写真を撮影する。撮った写真を拡大して確認し、黒い点(ドット抜け)、黒い線、全体的なぼやけがないかを見る。前面カメラ(自撮り用)と背面カメラの両方でテストする。ピントが合わない場合は、近い物(30cm程度の距離)と遠い物(数メートル先)の両方を撮ってみて、どちらも合わなければカメラの不具合

動画撮影テスト

カメラアプリで動画モードに切り替え、端末を手に持ったまま10秒ほど撮影する。再生して映像がガタガタ大きく揺れていれば手ブレ補正が効いていない可能性がある(ただし、手ブレ補正がない機種もあるため、その機種のスペックを確認する)

GPSテスト

Googleマップ(またはAppleの「マップ」アプリ)を開いて、現在地が表示されるまで待つ。自分がいる場所と画面上の青い点の位置がほぼ一致していれば正常。数百メートル以上ずれている、または現在地がまったく表示されない場合はGPSの不具合の可能性がある。建物の中では精度が下がることがあるため、窓際や屋外で確認するとより正確

Bluetooth接続テスト

(Bluetoothイヤホンやスピーカーを持っている場合):「設定」→「Bluetooth」をオンにして、手持ちのBluetooth機器とペアリングする。ペアリングできて、音声が正常に再生されれば正常

iPhoneユーザーが追加で確認すべきこと

ここからはiPhone限定の確認項目です。上の共通チェックリストを終えたあとに、以下の3項目を確認してください。

Androidユーザーはこのセクションを飛ばして、次の「Androidユーザーが追加で確認すべきこと」に進んでください。

iPhoneのバッテリー最大容量を確認する方法

設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」を開き、「最大容量」の数値を確認します。この数値はバッテリーがどれだけ劣化しているかを表しており、新品のときは100%です。

最大容量状態
85%以上問題なし。日常使いに十分
80〜84%まだ使えるが、劣化が進んでいる状態。充電の持ちが少し短くなっている
80%未満Appleもバッテリー交換の目安としている数値。充電の持ちが目に見えて悪くなる
70%以下バッテリー交換を前提に考えたほうがよい
iPhoneのバッテリー劣化状態の目安

この画面で「不明な部品」と表示される場合は、非正規バッテリーに交換されている可能性があります。非正規パーツの見分け方については「中古スマホの非正規修理品の見分け方」の記事で解説しています。

※バッテリー劣化の仕組みや交換費用についてもっと詳しく知りたい方は、A06の記事をご覧ください。

iPhoneのFace ID・Touch IDが正常に動くか確認する方法

設定」→「Face IDとパスコード」(または「Touch IDとパスコード」)から、顔認証や指紋認証を新規登録して正常に認識されるか確認します。

Face IDは顔から30〜50cmの距離で正面を向いた状態で設定します。何度試しても「Face IDを設定できません」と表示される場合、TrueDepthカメラの故障や非正規パーツへの交換が考えられます。

iPhoneに非正規パーツが使われていないか確認する方法

設定」→「一般」→「情報」の画面を下にスクロールすると、「部品と修理の履歴」という項目があります(iPhone 12以降で表示)。ここに「Apple純正部品ではありません」と表示されるパーツがあれば、非正規品に交換されています。

詳しい確認方法と注意点は「中古スマホの非正規修理品の見分け方」の記事をご覧ください。

Androidユーザーが追加で確認すべきこと

ここからはAndroid限定の確認項目です。上の共通チェックリストを終えたあとに確認してください。Androidはメーカーごとに設定画面の構成が異なるため、バッテリー情報の確認方法を機種別にまとめています。

Androidのバッテリー状態を確認する方法

Androidはメーカーによってバッテリー情報の表示場所が異なります。以下は代表的な機種の確認手順です。

最大容量状態
Samsung(Galaxy)「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」
Google(Pixel)「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの使用状況」
その他「設定」アプリを開き、検索欄に「バッテリー」と入力して表示される項目を確認
Androidのメーカー別バッテリー寿命の確認手順

機種によっては最大容量が数値で表示されないことがあります。その場合は、共通チェックリストの「バッテリー消費の観察」(100%充電から30分の軽い操作で何%減るか)で判断してください。

中古スマホの不具合を見つけたときにやるべきこと

購入した中古スマホの不具合を見つけた場合、返品期限内の対応スピードがすべてを決めます。まずは以下の3つをその場で行ってください。

① 不具合の証拠を写真・動画で残す。

画面の不具合なら別のカメラ(家族のスマホなど)で画面を撮影する。タッチパネルの不感なら、線が途切れている画面を撮影する。音声の不具合なら動画で録画して音声も記録する。設定画面の表示(バッテリーの最大容量など)はスクリーンショットで記録する。スマホの写真には撮影日時が自動的に記録されるので、あとから「いつ発見したか」の証拠になる

② フリマアプリで購入した場合は受取評価をしない。

受取評価を押すと取引が完了し、返品交渉が非常に難しくなる。不具合の確認が終わるまで、絶対に押さないこと。

③ 出品者・ショップにすぐ連絡する。

不具合の内容と証拠写真を添えて連絡する。返品期限内に連絡した事実を残すことが重要。

返品交渉の具体的な進め方(連絡テンプレート・話し方のコツ)は「中古スマホの故障発見後の返品交渉方法」の記事で解説しています。対応が得られない場合の相談先はC07「中古スマホのトラブル相談窓口」の記事をご覧ください。

まとめ

中古スマホの不具合は、見た目ではわからないものが大半です。しかし、この記事のチェックリストに沿ってテストすれば、届いたその日に30分で確認できます

確認の流れは、①共通チェックリストを上から順にやる → ②自分のスマホのOS(iPhone/Android)の追加チェックをやる → ③不具合があれば証拠を残してすぐ連絡する。これだけです。返品期限が過ぎてからでは対応が難しくなるため、後回しにせず取りかかりましょう。

よくある質問(FAQ)

中古スマホの動作確認はどのくらいの時間でできますか?

この記事のチェックリストは約30分で完了できます。

バッテリーの消費テストだけは30分+一晩の経過観察が必要ですが、他の項目は届いたその日のうちに確認できます。返品期限内に必ず済ませましょう。

返品期限を過ぎてから不具合が見つかった場合はどうすればいいですか?

まずは購入したショップや出品者に連絡しましょう。

返品期限を過ぎていても、明らかな不具合があった場合は対応してもらえることがあります。具体的な交渉の進め方は「中古スマホの故障発見後の返品交渉方法」の記事で解説しています。

バッテリーの最大容量はどのくらいあれば大丈夫ですか?

iPhoneの場合、85%以上なら問題なく使えます。

80〜84%ならまだ使えますが劣化が進んでいる状態です。80%未満はAppleもバッテリー交換の目安としており、充電の持ちが目に見えて悪くなります。70%以下はバッテリー交換を前提に考えたほうがよいでしょう。Androidは機種によって最大容量が数値で表示されないことがあります。その場合は、100%充電した状態から30分の軽い操作で15%以上減るようなら劣化が進んでいると判断できます。

中古スマホの不具合の証拠はどう残せばいいですか?

画面の不具合なら別のカメラ(家族のスマホなど)で画面を撮影します。

音声の不具合なら動画で録画して音声も記録します。設定画面の表示(バッテリーの最大容量など)はスクリーンショットが有効です。スマホの写真には撮影日時が自動的に記録されるので、あとから「いつ発見したか」の証拠になります。

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