中古iPhoneを探していて「ネットワーク利用制限△」という表示を見かけたら、ちょっと不安になりますよね。
「△って何か問題があるの?」
「買った後に使えなくなったりしない?」など、そんな心配で購入をためらっている人は多いはずです。
結論から言うと、△のiPhoneは赤ロム保証のある店で買えば、安心して使えます。
ネットワーク利用制限△が×(通信できない状態)に変わる確率はわずか0.15%。しかも保証があれば、万が一のときも交換か全額返金で対応してもらえます。
- ネットワーク利用制限の「△」とは何か、○や×との違い
- △のiPhoneが中古市場に出回っている本当の理由
- △が×(使えない状態)に変わる確率と、万が一の対処法
- △が自動的に○になるまでの仕組みと目安の期間
- 安心して△のiPhoneを買うための確認手順チェックリスト
今回は、ネットワーク利用制限△のiPhoneを買っても大丈夫なのか、ということを各種公開データと専門店の公式情報をもとに、初めて中古スマホを買う人でもわかるように解説します。
ネットワーク利用制限△のiPhoneが安心して買える3つの根拠
ネットワーク利用制限△のiPhoneは、中古スマホ専門店の販売実績と保証制度の両面から見て、比較的安心して購入できる端末です。その根拠を3つに整理します。
根拠① △から×になる確率は1,000台中1〜2台
ネットワーク利用制限△の端末を買って一番怖いのは「ある日突然×(赤ロム)になって通信できなくなること」。
ここで引っかかる人が大半です
では実際にどのくらいの確率で起きるのか。中古スマホ専門店イオシスが2021〜2022年の2年間で集計したデータによると、△が×に変わった割合は約0.15%でした(出典:イオシス公式ページ)
つまり、1,000台売って1〜2台という確率です。
裏を返せば、99.85%の△端末はそのまま問題なく使い続けられている。「△=高確率で使えなくなる」というのは、実態とはかなりかけ離れたイメージです。
根拠② 赤ロム保証があれば、×になっても金銭的損失ゼロ
0.15%とはいえ、ゼロではありません。だからこそ重要なのが赤ロム保証です。
赤ロム保証とは、購入したネットワーク利用制限△の端末が×(赤ロム)になった場合に、同等品への交換(同等品の在庫がない場合は購入代金の全額返金)で対応してくれる制度のこと。
ユーザーが交換か返金かを自由に選べるわけではなく、交換が優先される点は覚えておいてください。
赤ロム保証を提供している主要な中古スマホ専門店は以下の通りです。
- イオシス:赤ロム永久保証
- じゃんぱら:赤ロム永久保証
- ゲオモバイル:期間問わず交換もしくは返金対応
- にこスマ:赤ロム永久保証
赤ロム保証を受けるための注意点と備え
イオシスなど一部のショップでは納品書が保証書を兼ねており、紛失すると保証を受けられない場合があります。購入時の納品書は必ず保管しておいてください。
また、交換対応中は端末が手元にない期間が通常1週間前後発生します。サブ機がない場合は、古いスマホを手元に残しておくかWi-Fi環境を確保しておくと安心です。
逆に、フリマアプリや個人間取引には赤ロム保証がありません。メルカリやヤフオクで△のiPhoneを買って×になった場合、出品者と連絡が取れなければ泣き寝入りになります。初めて中古iPhoneを買う場合は、保証のある専門店一択です。
根拠③ △の大半は普通の人が機種変更で手放した端末
「△=前の持ち主が料金を踏み倒した怪しい端末」。こんなイメージを持っている人は少なくありません。
でも実態は違います。
業界関係者の間では、△の端末の大半は、新しいスマホに買い替えた人が分割払いを続けながら前の端末を売ったケースと言われています。
中古スマホ専門店では仕入れ段階でIMEI番号による不正端末チェックを実施しており、不正な端末は弾かれる仕組みになっています。
「分割払い中に売っていいの?」と疑問に思う人もいるはず。
車のローンと違い、スマホの分割払いでは端末を受け取った時点で所有権が購入者に移転します(ドコモ割賦販売契約約款 第6条)。車のローンは支払い完了まで所有権がローン会社にある「所有権留保」の仕組みですが、スマホにはこれがない。だから分割払い中の売却は合法です。
安心して買うための3つの条件
△のiPhoneを買うときは、「赤ロム保証のある中古スマホ専門店で買う」「IMEI番号を確認する」「元キャリアと違う端末を買う」の3つを押さえれば、初めてでも失敗しにくくなります。
根拠を踏まえて、△のiPhoneを買うときに押さえておくべき条件を3つにまとめます。
条件①:赤ロム保証のある中古スマホ専門店で買う
中古スマホ専門店は、仕入れ段階でIMEI番号による不正端末チェック・動作確認・クリーニングを済ませた上で販売しています。さらに赤ロム保証があるネットワーク利用制限△のiPhoneも安心して購入することが可能です。
- ×になるリスクは極限まで低い
-
中古スマホ専門店では、プロの検品で△でも危険な端末は事前に弾かれるため、×になるリスクは極限まで低い。一方、フリマアプリでは△の端末の中に犯罪などに利用された可能性のある危険な端末が含まれていることもあるため、安心感がまったく違います。
- 万が一×になっても安心
-
中古スマホ専門店のなかでも赤ロム保証があるイオシス・じゃんぱら・ゲオモバイルなどの専門店なら、万が一×になっても、同等品への交換(在庫がなければ全額返金)で対応してもらえます。保証がある店とない店では、万が一のときの結果が「全額カバー」か「泣き寝入り」かに分かれる。この差は大きいです。
条件②:購入前にIMEI番号でネットワーク利用制限の状態を確認する
IMEI番号(端末ごとに割り当てられた15桁の識別番号)を使えば、そのiPhoneのネットワーク利用制限が○・△・×のどれなのか、購入前に無料で調べられます。
スマホで完結するため、中古ショップの店頭で気になる端末を見つけたら、その場で確認できるのもポイントです。
確認の手順はシンプルです。
- iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」を開く
- 画面に表示される15桁のIMEI番号をメモする
- 各キャリアの確認サイトにIMEI番号を入力する
手順の詳細は「実際に確認してみた」の章で詳しく解説します。
条件③:元のキャリアと違う回線のSIMを使う
ネットワーク利用制限は、その端末を販売したキャリアの回線だけに適用されます。 「今は(2026年2月)」という条件つきになりますが、元のキャリアとは違う回線のSIMカードを使っていれば、万が一×になっても通信には影響しません。
具体的な組み合わせ例を表にします。
| 端末の元キャリア(△の端末) | ×になっても影響を受けないSIM回線 |
|---|---|
| ドコモ | au回線・ソフトバンク回線・楽天回線のSIM |
| au | ドコモ回線・ソフトバンク回線・楽天回線のSIM |
| ソフトバンク | ドコモ回線・au回線・楽天回線のSIM |
| 楽天モバイル | ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線のSIM |
たとえば、au回線の格安SIMを使っている人なら、ドコモやソフトバンクが元キャリアの△端末を選ぶ。こうしておけば、×になったとしてもau回線の通信はブロックされません。
冒頭で”今”はという条件付きにした理由は現在、総務省の専門家会議で、ある携帯会社がブロックした端末の情報を他の携帯会社にも共有する仕組みが検討されているからです。もしこの仕組みが導入されたら、他社回線のSIMでも影響を受ける可能性があります。
この方法は、あくまで赤ロム保証が第一の備え、異なるキャリアSIMは追加の安心材料という位置づけです。
そもそも「ネットワーク利用制限」とは?○・△・×の違いをわかりやすく解説
ネットワーク利用制限とは、携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)が端末ごとに設定している「通信を使えるかどうか」のステータスです。 ○(制限なし)・△(条件つきで利用可能)・×(利用制限中)の3段階があります。
○・△・×の意味とリスクを表で比較
| ステータス | 意味 | 通信できるか | 購入時のリスク |
|---|---|---|---|
| ○ | 制限なし。分割払い完了済み、または一括購入済み | できる | ほぼなし |
| △ | 条件つき。前の持ち主の分割払いが継続中 | できる | ×に変わる可能性がわずかにある |
| × | 利用制限中。料金未払いや不正取得などでキャリアがブロック | できない (そのキャリアの回線では) | そのままでは使えない |
| − (ハイフン) | appleやGoogle Storeで購入したSIMフリー端末 /海外製の端末など | 不明 | 国内向けに販売するメーカーのSIMフリー端末なら問題なし。ただし海外製端末は注意 |
ここで押さえておきたいのは、△は「今この瞬間は○と同じように使える」という点です。
電話もネットも問題なし。○と△の違いは「将来×に変わるリスクがあるかないか」だけで、端末の性能や品質には一切関係ありません。同じiPhone 14、同じストレージ容量、同じ外観ランクでも、△というだけで数千円安い傾向があるのはそのためです。
ネットワーク利用制限−(ハイフン)の意味は?
もう1つ見落としがちなのが「−(ハイフン)」です。
これはキャリアのシステム上で情報が確認できない状態を指します。appleやGoogle storeなど直接メーカーで購入したSIMフリー端末もキャリアを通して端末登録されていないため「ー」の判定になります。その場合は問題ございません。
しかし、海外版の端末や、古すぎてデータベースに登録されていない端末で表示されることがあります。その場合は、利用できない可能性、もしくは国内の周波数(対応バンド)に一部対応しかできないため、電波が弱い、5Gが使えないなどの可能性があります。中古スマホに慣れていない人は避けた方が無難です。
「赤ロム」と「△」は別もの。混同すると判断を間違える
赤ロムとは、ネットワーク利用制限が×になった端末の通称です。△の端末は赤ロムではありません。
この2つを混同している人はかなり多いです。「△=赤ロム=使えない」と思い込んで、△の端末を候補から外してしまうのはもったいない話です。
整理するとこうなります。
- 赤ロム=×の端末。キャリアに通信をブロックされていて、そのキャリアの回線では使えない状態
- △の端末≠赤ロム。今は通信できている。×に変わる可能性はあるが、確率はごくわずか
「赤ロム」という言葉が怖いイメージを持たれているのは事実です。でも△と赤ロムはまったく別のステータス。△を見ただけで「赤ロムかも」と心配する必要はありません。
なぜ△のiPhoneが中古市場に出回っているのか?【5つのパターン】
「そもそも、なんで△の端末がそんなにたくさん売られてるの?」と疑問に感じませんか?
裏がありそうに見えるかもしれませんが、理由はとてもシンプルです。
△のiPhoneの大半は、新しいスマホに買い替えた普通の人が、分割払いを続けながら手放した端末です。 「怪しい端末」ではなく「支払い途中の端末」というだけ。ここを理解するだけで、△に対する印象はかなり変わります。
△になった理由の9割以上は「普通の買い替え」や「システムの反映待ち」△になっている理由のほとんどは、ごく日常的なものです。
パターン①:新しいスマホに買い替えた人が、前の端末を売った
これが圧倒的に多いケース。たとえば、iPhone 15を36回払いで使っていた人がiPhone 16に乗り換えた。
iPhone 15の支払いはまだ残っているけれど、手元に置いていても使わない。だったら中古ショップに売ってしまおう、という流れです。
前の持ち主が毎月きちんと払い続けていれば、×になるリスクはほぼゼロ。
パターン②:キャリアに返却するより、中古市場で売った方が高かった
最近はキャリアの「端末返却プログラム」を使って、一定期間後にスマホを返す代わりに残債を免除してもらう仕組みがあります。
ただ、端末の状態が良ければ、中古ショップに売った方が高く売れるケースがあります。差額が1万円以上になることもあるため、返却せず残り期間の残債を分割払いにした端末が中古市場に流す人が増えている。
パターン③:一括購入したのに、システムの反映が追いついていない
持ち主が買ってすぐに売ってしまったケースです。端末代金を一括で払い終えていても、キャリアのシステム反映が遅れて△のまま表示されることがあります。
この場合は1〜3ヶ月ほどで自動的に○に切り替わります。購入者が何かする必要はありません。
パターン④:端末購入サポートの利用期間中
②とほぼ同様の内容ですが、キャリアの「いつでもカエドキプログラム」などの端末購入サポートを使っている期間中も、△になります。
これもプログラムの仕組み上そうなっているだけで、不正や未払いとは関係ありません。
パターン⑤:不正取得や支払い踏み倒し。ごく少数だが、これが×になる原因
盗難品や詐欺で入手した端末、最初から踏み倒す目的で分割購入した端末がこれに当たります。
イオシスの×化率0.15%のデータから見ても、こうしたケースはごく少数。前述のとおり、中古スマホ専門店は仕入れ段階でIMEI番号による不正端末チェックを実施しており、不正な端末の大半は弾かれています。
ネットワーク利用制限△のiPhoneを買う3つのメリットとデメリット
△のiPhoneの最大のメリットは、○の端末より数千円安いこと。リスクは×になる0.15%と低いですが、赤ロム保証で実質ゼロにできます。
ここではメリットとデメリットの両面を並べます。数千円と価格差をどう判断するかの指標として参考にしてください。
メリット①:同じ端末が○(まる)より数千円安い。
同じ機種・同じコンディションの端末でも、△は○より安い傾向があります。
「×になるかもしれない」という不確実性の分だけ値下げされているもの。仕組みを理解して保証つきの店で買える人にとっては、純粋にお得です。
メリット②:iPhoneなら△でもどのキャリアのSIMでも使える
2021年10月以降に発売されたiPhoneは、すべてSIMフリーです(総務省「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」によりSIMロック原則禁止)。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル、どのキャリアのSIMカードでも使えます。それ以前のモデルでも、SIMロック解除済みであれば同様です。
メリット③:前の持ち主の分割払いが終われば、自動で○に変わる
△のまま購入しても、前の持ち主の支払いが完了した時点で自動的に○になります。購入者側で手続きする必要はありません。
○になれば「×に変わるリスク」もなくなるので、端末の資産価値もその分上がります。△で安く買って○になるのを待つのは、賢い選択肢の一つです。
デメリットは△から×になる可能性がわずかにあること
デメリットはやはり△が×になる確率があるということです。
- 中古スマホ専門店の報告する確率としては0.15%(イオシス 2021〜2022年集計)。
- 2022年度の赤ロム発生件数は加盟16社合計で年間約6,900件。
原因の内訳は「債務不履行95.8%、不正契約2.1%、犯罪行為0.4%、補償サービス1.7%」でした。
(参考:総務省「競争ルールの検証に関するWG」第50回発表資料)
つまり、ゼロではない。1,000台に1〜2台は×になっている。
ただし、赤ロム保証のある店で買っていれば、×になっても同等品交換(在庫がなければ返金)で対応してもらえます。詳細は「3つの根拠」の章を参照してください。
△はいつ○になる?自動で変わる仕組みと待ち時間の目安
△の端末を買った後に気になるのは「いつ○に変わるのか」という時間の問題です。
△のiPhoneは、前の持ち主の分割払いが完了した時点で自動的に○に変わります。購入者が手続きする必要は一切ありません。
分割プラン別の最大期間
前の持ち主がどの分割プランで購入したかによって、○に変わるまでの最大期間が変わります。
| 分割プラン | ○になるまでの最大期間 | 補足 |
|---|---|---|
| 24回払い | 最大24ヶ月(2年) | もっとも一般的なプラン |
| 36回払い | 最大36ヶ月(3年) | 近年増えているプラン |
| 48回払い | 最大48ヶ月(4年) | 高額モデルで利用されることがある |
| 残価設定型(カエドキプログラム等) | プログラム終了時 (最大24ヶ月が多い) | 端末返却せず支払い継続の場合は残債完了まで |
| 一括購入後のシステム反映待ち | 1〜3ヶ月 | 支払い済みだがキャリア側の処理が未反映 |
表の数字は「最大」です。中古市場に出回った時点で、すでに数ヶ月〜1年以上は経過しているケースがほとんどなので、実際に待つ期間はもっと短くなります。
たとえば、36回払いで購入されたiPhoneが1年使われた後に中古市場に出たとすると、残りは最大24ヶ月。実際には前の持ち主が繰り上げ返済する場合もあるので、半年〜1年で○になるケースも珍しくありません。
ただし、購入者側から残り回数を調べる方法はないので、気長に待つ姿勢が必要です。
○に変わったか確認する方法:月1回、30秒でOK
△から○に変わったかどうかは、各キャリアのネットワーク利用制限確認サイトで無料でチェックできます。必要なのはIMEI番号だけです。
※上記URLは2026年2月時点のものです。キャリアのシステム改修でURLが変更される場合があります。アクセスできない場合は、ブラウザで「キャリア名+ネットワーク利用制限確認」と検索してください。
確認の手順はシンプルです。
- iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」を開く
- 画面を下にスクロールして「IMEI」の15桁の数字をメモする(長押しでコピーも可能)
- 上の表から該当するキャリアの確認サイトにアクセスする
- IMEI番号を入力して結果を確認する
月に1回チェックすれば十分です。 前の持ち主の支払い状況はこちらからは見えないので、毎日確認しても結果は変わりません。月初に1回、30秒で確認する習慣をつけておけば、○に変わったタイミングを見逃さずに済みます。
「元のキャリアがどこかわからない」という場合は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4つすべてに入力してみてください。該当するキャリアのサイトだけに結果が表示されます。
【実際にやってみた】IMEI確認の流れを写真付きでレビュー
ネットワーク利用制限の確認は、IMEI番号を使ってキャリアのサイトで行います。所要時間は約3分、スマホだけで完結します。
「自分で確認するのは難しそう」と思うかもしれませんが、やることは3ステップだけです。底値さん編集部で、実際にiPhone15Proを使ってIMEI確認の一連の流れを試してみました。
IMEI番号を確認する
IMEI番号(端末ごとに割り当てられた15桁の識別番号)は、iPhoneの設定アプリから確認できます。
手順はこれだけです。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 画面を下にスクロールして「IMEI」の欄を見つける
- 15桁の数字(下記画像の赤枠部分)を長押ししてコピーする

もう一つ、電話アプリから確認する方法もあります。電話アプリを開いて「*#06#」とダイヤルすると、画面にIMEI番号が表示されます。ただし、コピペができないため設定から確認したほうが楽です。
注意点: 中古ショップのネット通販で購入前に確認したい場合は、商品ページにIMEI番号が記載されていることが多いです。記載がなければ、購入前にショップに問い合わせてIMEI番号を教えてもらいましょう。
キャリアの確認サイトにIMEI番号を入力する
IMEI番号がわかったら、そのiPhoneを販売したキャリアの確認サイトにアクセスします。確認サイトのURLは前章の一覧を参照してください。
サイトにアクセスしたら、入力欄にIMEI番号を貼り付けて「確認」ボタンを押すだけです。会員登録やログインは不要。誰でも無料で使えます。
*のキャリアがわからない場合は、4つすべてに入力してみてください。該当するキャリアのサイトだけ結果が表示され、関係ないキャリアでは「該当なし」と出ます。
結果の見方
確認サイトに入力すると、下記画像のように「○」「△」「×」のいずれかが表示されます。

- ○と表示された場合:制限なし。問題なく使える端末です
- △と表示された場合:現時点では使えるが、将来×になる可能性がわずかにある端末です。赤ロム保証のある店で購入するなら、この記事で解説してきた通り安心して購入できます
- ×と表示された場合:利用制限中。そのキャリアの回線では通信できません。購入前に×とわかった場合は、避けた方が安全です
- −(ハイフン)と表示された場合:情報が確認できない端末です。慣れていない人は避けた方が無難です
知っておきたい制度の動き~ネットワーク利用制限は将来なくなる?
ここまで△のリスクや対策を解説してきましたが、実はこの「△」という仕組み自体が、近い将来なくなる可能性があります。
2024年4月、総務省はネットワーク利用制限を原則禁止にする方針を示しました。制度が廃止されれば、△という概念自体がなくなります。 制度の動きを知っておくと、中古iPhoneの買い方の判断にも影響するので、押さえておいてください。
総務省が「ネットワーク利用制限は原則禁止」の方針を打ち出している
2024年4月24日、総務省の「競争ルールの検証に関するWG(ワーキンググループ)」第55回で、ネットワーク利用制限を原則禁止にする方針が示されました(総務省WG第55回資料・2024年4月24日)。
現在の制度では、前の持ち主が分割払いを滞納すると、キャリアが即座に×(赤ロム)に切り替えることができます。しかし総務省の方針では、仮に支払いの滞納があっても、すぐには制限をかけず4ヶ月間の猶予期間を設ける案が議論されています。
さらに踏み込んだ議論として、「そもそも端末の通信を止めるべきではない」という意見も出ています。前の持ち主の未払いは、あくまで前の持ち主とキャリアの間の問題。中古市場で正当に購入した人の端末をブロックするのは、消費者保護の観点から問題がある、という考え方です。
ただし、2026年2月時点でこの方針はまだ正式に法制化されていません。「廃止の方向で議論が進んでいる段階」というのが現在の状況です。
制度廃止が実現すれば、○と△の価格差は縮小する可能性がある
ネットワーク利用制限が廃止されれば、「×になるリスク」自体がなくなります。加えて、△と○を区別する理由もなくなり、価格差も縮小する可能性があります。
裏を返せば、今のうちに△で安く買っておくのは、制度の過渡期だからこそ使える選択肢です。ただし、法制化の時期は未定であり、中古市場の価格形成は複合的な要因で決まるため、「すぐに価格差がなくなる」と断言はできません。
△のiPhoneを安心して買うためのチェックリスト【まとめ】
ここまでの内容を、購入前に見返せるチェックリストにまとめました。中古ショップやネットで△のiPhoneを見つけたとき、このリストを確認してから判断してください。
- □ 赤ロム保証のある店舗で購入するか?
-
(イオシス・じゃんぱら・ゲオモバイルなど、永久保証のある中古スマホ専門店が安心)
- □ IMEI番号でネットワーク利用制限の状態を確認したか?
-
(キャリアの確認サイトに入力して、△であることを自分の目で確かめる)
- □ △の理由を理解しているか?
-
(前の持ち主の分割払いが続いているだけ。端末の品質には無関係)
- □ 万が一×(赤ロム)になった場合の対応を確認したか?
-
(同等品交換が優先、在庫がなければ返金。保証の内容は購入前にショップに確認しておく)
- □ バッテリーや外観など、△以外のコンディションもチェックしたか?
-
(ネットワーク利用制限だけでなく、バッテリー最大容量や画面のキズも確認する)
5つ目の「バッテリーや外観のチェック方法」については、底値さんの別記事「中古スマホの不具合チェック手順」([URL:底値さん不具合チェック手順の記事])で詳しく解説しています。
「△=怖い」ではなく「△=仕組みを知っている人のお得な選択肢」
この記事を読む前と後で、△に対するイメージはかなり変わったのではないでしょうか。
最初は「△って何か問題があるんじゃ?」と不安だったという方もここまで読んできて、こんなことがわかったと思います。
- △は「前の持ち主の分割払いが続いている」だけで、端末の品質とは無関係
- ×になる確率は0.15%。赤ロム保証があれば金銭的な損失はゼロ
- △の9割以上は、普通の人が機種変更で手放した端末
- 同じiPhoneが△というだけで5,000〜7,000円安く買える
- 制度自体が将来なくなる方向で議論されている
△は「怖い端末」ではなく、仕組みを理解している人にとっては「お得に買える賢い選択肢」となる可能性が高い端末ということです。
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ネットワーク利用制限△のiPhone買う場合によくある質問
ネットワーク利用制限「△」のiPhoneは普通に使えますか?
はい、通話・ネット・アプリ、すべて問題なく使えます。△は前の持ち主の分割払いが続いている状態を示すだけで、端末の機能には影響しません。
△のiPhoneが×(赤ロム)になる確率はどのくらいですか?
イオシスの2年間の集計(2021〜2022年)によると、約0.15%です。赤ロム保証のある店舗で購入すれば、万が一の場合も同等品への交換(在庫がなければ全額返金)で対応してもらえます。
△のiPhoneはいつ○になりますか?
前の持ち主の分割払いが完了すると、自動的に○に変わります。分割プランにもよりますが、最大でも24〜48ヶ月以内です。購入者が手続きする必要はありません。
ネットワーク利用制限の制度は今後なくなるのですか?
2024年4月に総務省がネットワーク利用制限を原則禁止にする方針を示しています。正式に廃止されれば、△という区分自体がなくなる見込みです。ただし2026年2月時点ではまだ法制化されていません。
△のiPhoneをフリマアプリで買っても大丈夫ですか?
フリマアプリでの購入は赤ロム保証がないため、初心者にはおすすめしません。万が一×になっても補償がなく、出品者と連絡が取れなければ泣き寝入りになります。赤ロム保証のある中古スマホ専門店で購入する方が安全です。
△のiPhoneと○のiPhoneで性能に違いはありますか?
性能の違いは一切ありません。△と○はネットワーク利用制限のステータス(前の持ち主の支払い状況)の違いであり、端末の処理速度・カメラ・バッテリーなどの性能とは無関係です。
赤ロム保証がない店で△のiPhoneを買ってしまったらどうすればいいですか?
×になった場合、そのキャリア回線では通信できなくなります。対処法としては、元のキャリアと異なる回線のSIMカードを使う方法があります。ただし将来的に使えなくなる可能性もあるため、次回からは赤ロム保証のある専門店で購入することをおすすめします。
△のiPhoneでもeSIMは使えますか?
はい、使えます。ネットワーク利用制限は物理SIM・eSIMの区別なく、端末単位で設定されています。△のiPhoneでeSIMを設定しても、○の端末と同じように通信できます。
【参考文献・出典一覧】
- イオシス「ネットワーク利用制限(△)についてのご案内」(2021〜2022年集計データ掲載) https://iosys.co.jp/special/network_sankaku
- AKIBA PC Hotline!「中古スマホの赤ロム問題、イオシスの対応を聞いてみた」(2023年12月)
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1556144.html - 総務省「競争ルールの検証に関するWG」第50回 配布資料(RMJ発表:2022年度赤ロム発生件数データ・加盟16社合計 年間約6,900件)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000935000.pdf - 総務省「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000853135.pdf - NTTドコモ「個品割賦販売契約約款」(第6条:所有権の移転)
https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/corporate/disclosure/agreement/d25.pdf



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