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中古スマホのネットワーク利用制限△を買うメリットとデメリットを全解説

ネットワーク利用制限△のiPhone-安全に買うための知識

中古スマホを探していて「ネットワーク利用制限△」という表示を見かけると、少し手が止まりますよね。

「△って何か問題があるの?」
「買った後に使えなくなったりしない?」

結論から書きます。△の中古スマホは、○より数千円安く買えます。その代わり、まれに通信が止まるリスクがあります。このリスクは赤ロム保証のある店で買えば埋められますが、保証の中身は店によって違います。

この記事では、ネットワーク利用制限△のスマートフォンをリスクなく買うための知識と方法をまとめました。読み終わるころには、目の前の△の1台を買うかどうか、自分で決められるはずです。

この記事でわかること
  • △の中古スマホを買うメリット3つとデメリット2つ
  • 中古スマホ7社の赤ロム保証の違い(保証期間・保証内容・保証に必要な書類)
  • △が自動で○になるまでの仕組みと、目安の期間
  • 目の前の1台を買うかどうかを決める判断フローチャート
目次

中古スマホの「△」を買う3つのメリット

△の端末は、○の同じ機種より数千円安く買えます。しかも前の持ち主の支払いが終われば、何もしなくても○に変わります。

メリット①:同じ機種でも○より数千円安い

ネットワーク利用制限△の端末は、同じ機種・同じコンディションでも○より安い傾向があります。たとえばイオシスでは、下の画像のとおり△の端末のほうが5,000円安く売られていました。

イオシスの商品一覧で、ネットワーク利用制限▲のiPhone15 Pro 128GB 中古Aランクが102,800円、▲の表示がない同じ機種・同じランクが107,800円と並んでいる比較
イオシスの商品一覧(2026年9月14日時点)。同じiPhone15 Pro A3101 128GB・ドコモ版・中古Aランクで、▲の端末は5,000円安い。付属品は▲の端末が本体のみ、○の端末が箱・充電ケーブル付き

「×になるかもしれない」というリスクがあるため値下げされていますが、その仕組みを理解して保証つきの店で買える人にとっては、純粋にお得です。

メリット②:iPhoneなら△でもどのキャリアのSIMでも使える

2021年10月以降に発売されたiPhoneは、すべてSIMフリーです。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル、どのキャリアの周波数にも対応しているので、どの回線でも使えます。

そのため、auの△を買って万が一×になっても、ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルの回線に差し替えれば使えます。この対策は「対策ポイント②」で詳しく書きます。

Androidは、機種によって対応する周波数(バンド)が違います。元のキャリアと同じ回線で使うか、使いたい回線の動作確認端末一覧で確認してから買ってください。

メリット③:前の持ち主の分割払いが終われば、自動で○に変わる

△のまま購入しても、前の持ち主の支払いが完了した時点で自動的に○になります。購入者側で手続きする必要はありません。

○になれば「×に変わるリスク」もなくなるので、端末の資産価値もその分上がります。△で安く買って○になるのを待つのは、賢い選択肢の一つです。

中古スマホの「△」を買う2つのデメリット

「△」の中古スマホを買うときに気になるのは、電話やデータ通信が使えなくなるリスクです。

デメリット①:×(赤ロム)になる確率が0.15%ある

△の端末を買って一番怖いのは、ある日突然×(赤ロム)になって通信できなくなることです。

中古スマホ専門店のイオシスが2021〜2022年の2年間で集計したデータでは、△が×に変わった割合は約0.15%でした
(出典:イオシス「ネットワーク利用制限▲って?」)。

1,000台売って1〜2台が、その回線で使えなくなる計算です。裏を返せば、99.85%の△端末はそのまま問題なく使い続けられています。

低い確率ですが、ゼロではありません。このリスクは、赤ロム保証のあるショップで買えば備えられます。詳しくは下の「対策ポイント①」で書きます。

デメリット②:買うお店によって保証の内容が違う

赤ロム保証付きのショップでも、保証期間、保証内容、保証に必要な書類は店ごとに違います。買う前にこの3つを確認しておくことが大切です。

「赤ロム保証」と書いてあっても、保証期間が決まっている店もあります。

7社を実際に並べて比べたものを、次の「対策ポイント①」に載せています。

リスクなく△の端末を買うための2つの対策ポイント

対策は2つです。赤ロム保証のある中古スマホ専門店で買うこと。そして、端末の元のキャリアと違う回線のSIMで使うこと。この2つを押さえておけば、万が一×になっても、通話や通信が止まる事態を避けられます。

対策ポイント①:赤ロム保証のある中古スマホ専門店で買う

中古スマホ専門店は、仕入れの段階でIMEI番号による不正端末チェック・動作確認・クリーニングを済ませてから販売しています。外観からは見えない不具合や、盗難品・犯罪に使われた端末をつかむリスクは、フリマと比べて格段に低くなります。

さらに赤ロム保証の内容を下で確認しておけば、△の端末を安心して買えます。

・大手中古スマホ通販の赤ロム保証の内容を比較

7社とも、赤ロムになったら交換か返金で対応します。ただし、返金額が利用年数で減額される店と、保証期間が3年間で終了する店があります。

中古スマホ7社の赤ロム保証の比較(保証期間・保証内容・保証に必要な書類)
ショップ 保証期間 保証内容 保証に必要な書類
!
購入時に同梱されている書類です。捨てると保証を受けられません。端末が届いたら、書類だけは別に保管しておいてください。
交換または返金5社
イオシス 無期限 全額返金または交換 保証書・付属品
じゃんぱら 無期限 全額返金または交換 領収書通販は明細書・納品書
ゲオオンライン 無期限 交換または返金 納品明細書
バックマーケット 無期限 交換または返金 注文番号・IMEI・確認画面
にこスマ 無期限 交換または返金 記載なし
返金額に条件あり2社
ダイワンテレコム 無期限 利用年数で減額交換。在庫がなければ返金
2年未満 100%
2〜4年 75%
4年以上 50%
なし
リコレ! 3年以内商品到着日から 3年間で終了返金のみ。交換なし 記載なし

2026年9月14日に各社の公式ページと商品ページで確認

ダイワンテレコムとリコレ!は条件を確認する

5社は無期限で、×になれば交換または返金です(イオシスとじゃんぱらは「全額返金」と明記しています)。一方、ダイワンテレコムは返金額が利用年数で減額され、リコレ!は商品到着日から3年で保証が終了します。この2社で買うときは、この条件を分かったうえで選んでください。

保証に必要な書類は保管しておく

各ショップとも、保証を受けるのに必要な書類を購入時に同梱しています。どれが必要かを買う前に確認して、なくさないように保管しておいてください。紛失すると保証を受けられません。

イオシスとバックマーケットは、底値さん編集部が実際に注文して、届いた端末の状態と対応を確かめています。イオシスで買ってみた結果とバックマーケットで買ってみた結果は別記事にまとめました。

対策ポイント②:端末の元のキャリアと違う回線のSIMで使う

ネットワーク利用制限は、その端末を販売したキャリアの回線だけに適用されます(2026年9月時点)。元のキャリアとは違う回線のSIMで使っていれば、万が一×になっても通信には影響しません。

具体的な組み合わせは次のとおりです。

△の端末の元キャリアと、×になっても影響を受けないSIM回線の組み合わせ
端末の元キャリア(△の端末) ×になっても影響を受けないSIM回線
ドコモ →
au回線ソフトバンク回線楽天回線
au →
ドコモ回線ソフトバンク回線楽天回線
ソフトバンク →
ドコモ回線au回線楽天回線
楽天モバイル →
ドコモ回線au回線ソフトバンク回線

2026年9月時点。格安SIMは、借りている回線(ドコモ回線・au回線など)で判断してください

たとえば、au回線の格安SIMを使っている人なら、ドコモやソフトバンクが元のキャリアの△端末を選ぶ。こうしておけば、×になってもau回線の通信は止まりません。

「2026年9月時点」と断ったのは、総務省が2024年9月の報告書で、あるキャリアが制限した端末の情報を他のキャリアにも共有する方針を示しているためです。施行日はまだ決まっていませんが、この仕組みが始まると、他社回線のSIMでも影響を受ける可能性があります。

この方法は、あくまで赤ロム保証が第一の備え、異なるキャリアSIMは追加の安心材料という位置づけです。

そもそも「ネットワーク利用制限」とは?○・△・×の違いをわかりやすく解説

ネットワーク利用制限とは、携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)が端末ごとに設定している「通信を使えるかどうか」の状態です。確認サイトで調べると、○・△・×・ー の4つのどれかで表示されます。

○・△・×の意味とリスクを表で比較

ネットワーク利用制限の判定○・△・×・ーの意味と、通信できるか、購入時のリスク
判定 呼び方 意味 通信できるか 購入時のリスク
○ 白ロム 制限の対象外端末の支払いが終わっている できる ほぼなし
△ 白ロム 今は制限なし前の持ち主の分割払いが続いている できる ×に変わる可能性がわずかにある
× 赤ロム 利用制限中料金の未払いや不正取得などでキャリアが制限 できないそのキャリアの回線では そのままでは使えない
ー ― 製造番号が確認できないメーカー直販のSIMフリー端末や、別のキャリアで照会したとき できるそのキャリアの端末ではない 元のキャリアが分かれば問題なし。海外版の端末は注意

呼び方は業界での通称です。確認サイトには○・△・×・ーの記号だけが表示されます

ここで押さえておきたいのは、△は「今この瞬間は○と同じように使える」という点です。

電話もネットも問題なし。○と△の違いは「将来×に変わるリスクがあるかないか」だけで、端末の性能や品質には一切関係ありません。同じiPhone 14、同じストレージ容量、同じ外観ランクでも、△というだけで数千円安い傾向があるのはそのためです。

ネットワーク利用制限「ー」(ハイフン)の意味は?

もう1つ見落としがちなのが「−(ハイフン)」です。

楽天モバイルの公式ページでは、こう説明されています。

「判定が『-』の場合は、製造番号(IMEI)が確認できない携帯電話機です。購入直後で反映されていないものも含まれます。また、別の携帯電話会社で照会した場合は『-』と表示されます。」

つまり「ー」は、その端末に問題があるという意味ではなく、「このキャリアでは調べられない」という意味です。次の3つの場合に出ます。

「ー」判定になる3つの理由

メーカーから直接買ったSIMフリー端末

AppleやGoogleストアなど、メーカーから直接買ったSIMフリー端末。キャリアを通していないので、どのキャリアで調べても「ー」になります。この場合は問題ありません

別のキャリアの端末

別のキャリアの端末を調べたとき。たとえばドコモの端末をauのサイトで調べると「ー」です。元のキャリアのサイトで調べ直せば○△×が出ます

海外版の端末や、古くて登録がない端末

この場合は国内の周波数(対応バンド)に一部しか対応していないことがあり、電波が弱い、5Gが使えないなどの可能性があります

「赤ロム」と「△」は別もの。混同すると判断を間違える

赤ロムとは、ネットワーク利用制限が×になった端末の通称です。△の端末は赤ロムではありません。

この2つを混同している人はかなり多いです。「△=赤ロム=使えない」と思い込んで、△の端末を候補から外してしまうのはもったいない話です。

整理するとこうなります。
  • 赤ロム=×の端末。キャリアに通信をブロックされていて、そのキャリアの回線では使えない状態
  • △の端末≠赤ロム。今は通信できている。×に変わる可能性はあるが、確率はごくわずか

「赤ロム」という言葉が怖いイメージを持たれているのは事実です。でもネットワーク利用制限△と赤ロムはまったく別のステータス。△を見ただけで「赤ロムかも」と心配する必要はありません。

なぜ△のスマートフォンが中古ショップで販売されているのか?【5つのパターン】

「そもそも、なんで△の端末がそんなにたくさん売られてるの?」と疑問に感じませんか?

裏がありそうに見えるかもしれませんが、理由はとてもシンプルです。

△の端末の大半は、新しいスマホに買い替えた普通の人が、分割払いを続けながら手放した端末です。 「怪しい端末」ではなく「支払い途中の端末」というだけ。ここを理解するだけで、△に対する印象はかなり変わります。

△になっている理由のほとんどは、ごく日常的なものです。

パターン①:新しいスマホに買い替えた人が、前の端末を売った

これが圧倒的に多いケース。たとえば、iPhone 15を36回払いで使っていた人がiPhone 16に乗り換えた。

iPhone 15の支払いはまだ残っているけれど、手元に置いていても使わない。だったら中古ショップに売ってしまおう、という流れです。

前の持ち主が毎月きちんと払い続けていれば、×になるリスクはほぼゼロ。中古スマホ専門店では仕入れの段階でIMEI番号による不正端末チェックを実施しており、不正な端末は弾かれる仕組みになっています。

Why? 分割中のスマホ売っていいの?

「分割払い中に売っていいの?」と疑問に思う人もいるはず。

車のローンと違い、スマホの分割払いでは端末を受け取った時点で所有権が購入者に移転します(ドコモ割賦販売契約約款 第6条)。車のローンは支払い完了まで所有権がローン会社にある「所有権留保」の仕組みですが、スマホにはこれがない。だから分割払い中の売却は合法です。

パターン②:キャリアに返却するより、中古市場で売った方が高かった

最近はキャリアの「端末返却プログラム」を使って、一定期間後にスマホを返す代わりに残債を免除してもらう仕組みがあります。

ただ、端末の状態が良ければ、中古ショップに売った方が高く売れるケースがあります。差額が1万円以上になることもあるため、返却せずに残債を分割で払い続けながら、端末を中古市場に売る人もいます。

パターン③:買った直後で、キャリアの登録がまだ△のまま

一括で買った端末でも、買ってすぐは△と表示されることがあります。

ドコモの公式のお知らせには「新しくご購入された携帯電話機は、不正契約等の調査を実施するご購入から一定期間は『△』表示となります」とあります。支払いの状況が確認できると、その翌々日中に反映されます。購入者が何かする必要はありません。

パターン④:端末購入サポートの利用期間中

②とほぼ同様の内容ですが、キャリアの「いつでもカエドキプログラム」などの端末購入サポートを使っている期間中も、△になります。

これもプログラムの仕組み上そうなっているだけで、不正や未払いとは関係ありません。

パターン⑤:不正取得や支払い踏み倒し。ごく少数だが、これが×になる原因

盗難品や詐欺で入手した端末、最初から踏み倒す目的で分割購入した端末がこれに当たります。

イオシスの×化率0.15%のデータから見ても、こうしたケースはごく少数。前述のとおり、中古スマホ専門店は仕入れ段階でIMEI番号による不正端末チェックを実施しており、不正な端末の大半は弾かれています。

△はいつ○になる?自動で変わる仕組みと待ち時間の目安

△の端末を買った後に気になるのは「いつ○に変わるのか」という時間の問題です。

△の端末は、前の持ち主の分割払いが完了した時点で自動的に○に変わります。購入者が手続きする必要はありません。

分割プラン別の最大期間

前の持ち主がどの分割プランで購入したかによって、○に変わるまでの最大期間が変わります。

前の持ち主の分割プラン別に、△が○に変わるまでの最大期間
分割プラン ○になるまでの最大期間 補足
24回払い
最大24か月2年
もっとも一般的なプラン
36回払い
最大36か月3年
近年増えているプラン
48回払い
最大48か月4年
高額モデルで利用されることがある
残価設定型カエドキプログラムなど
プログラム終了時最大24か月が多い
端末を返却せず支払いを続ける場合は、残債の完了まで
買った直後の調査期間
一定期間日数は非公開
不正契約などの調査が終わり、支払いが確認できた翌々日中に反映(ドコモ公式)

表の数字は「最大」です。中古市場に出回った時点で、すでに数か月〜1年以上は経過しているケースがほとんどなので、実際に待つ期間はもっと短くなります

たとえば、36回払いで購入されたiPhoneが1年使われた後に中古市場に出たとすると、残りは最大24か月。実際には前の持ち主が繰り上げ返済する場合もあるので、半年〜1年で○になるケースも珍しくありません。

ただし、購入者側から残り回数を調べる方法はないので、気長に待つ姿勢が必要です。

支払いが終わったのに△のまま表示されるときは

前の持ち主が残りをまとめて払ったあとも、しばらく△のままのことがあります。ドコモの公式FAQにはこう書かれています。

「ドコモショップ窓口でご精算いただく分割支払金残額には、当月ご請求する分割支払金が含まれておりません。そのため、当月のご請求料金のお支払いが完了した時点で完済となります」

つまり、店頭で一括精算しても、その月の請求分が引き落とされるまでは完済になりません。そこから翌々日中に○に反映されます。月をまたぐぶん、△の表示が1か月ほど残ることがあります。

○に変わったか確認する方法:月1回、30秒でOK

△から○に変わったかどうかは、各キャリアのネットワーク利用制限確認サイトで無料でチェックできます。必要なのはIMEI番号だけです。

キャリア4社のネットワーク利用制限確認サイト
キャリア 確認サイト
ドコモ 確認サイトを開くnw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
au 確認サイトを開くmy.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc
ソフトバンク 確認サイトを開くct11.my.softbank.jp/WBF/icv
楽天モバイル 確認サイトを開くnetwork.mobile.rakuten.co.jp/restriction/

上記URLは2026年9月時点のものです。キャリアのシステム改修でURLが変更される場合があります。アクセスできない場合は、ブラウザで「キャリア名 ネットワーク利用制限 確認」と検索してください

月に1回チェックすれば十分です。 前の持ち主の支払い状況はこちらからは見えないので、月初に1回、確認しておけば○に変わったタイミングを見逃さずに済みます。

【実際にやってみた】IMEI確認の流れを写真付きでレビュー

ネットワーク利用制限の確認は、IMEI番号を使ってキャリアのサイトで行います。所要時間は約3分、スマホだけで完結します。

「自分で確認するのは難しそう」と思うかもしれませんが、やることは3ステップだけです。底値さん編集部で、実際にiPhone 15 Proを使ってIMEI確認の一連の流れを試してみました。

STEP 1IMEI番号を確認する

IMEI番号(端末ごとに割り当てられた15桁の識別番号)は、iPhoneの設定アプリから確認できます。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「情報」をタップ
  4. 「IMEI」の15桁の数字(画像の赤枠)を長押ししてコピーする
Androidの場合。機種によって設定の場所が違います。iPhoneもAndroidも共通で使えるのが、電話アプリで *#06#(コメ・シャープ・ゼロ・ロク・シャープ)と入力する方法です。ダイヤルした瞬間に画面にIMEIが表示されます。コピーはできないので、番号を書き留めてください。

なお、中古ショップのネット通販では、商品ページに判定(○か△か)が表示されている店がほとんどです。IMEIそのものまで載せているのはゲオオンライン・にこスマ・リコレ!の3社で、イオシスは製造番号を公開していません。買う前に自分で調べたい場合は、この3社の商品ページにあるIMEIを使ってください。

iPhoneの「情報」画面でIMEI番号を表示した画面
個人情報のため伏せております

STEP 2キャリアの確認サイトにIMEI番号を入力する

IMEI番号がわかったら、その端末を販売したキャリアの確認サイトにアクセスします。確認サイトのURLは前の章の一覧を参照してください。

サイトにアクセスしたら、入力欄にIMEI番号を貼り付けて「確認」ボタンを押すだけです。会員登録やログインは不要。誰でも無料で使えます。

元のキャリアがわからない場合は、4つすべてに入力してみてください。元のキャリアのサイトだけに○△×が出て、ほかのキャリアでは「ー」と表示されます。

STEP 3結果の見方

確認サイトに入力すると、画像のように「○」「△」「×」「ー」のいずれかが表示されます。

  • ○制限なし。問題なく使える端末です
  • △今は使える。将来×になる可能性がわずかにある端末です。赤ロム保証のある店で買えば、この記事で書いたとおり備えられます
  • ×利用制限中。そのキャリアの回線では通信できません。そのままでは使えない端末です
  • ーそのキャリアでは製造番号が確認できない。まず元のキャリアのサイトで調べ直してください。それでも「ー」なら、慣れていない人は○か△の端末のほうが判断しやすいです
ネットワーク利用制限の確認結果が表示された画面
写真の例は結果○なので問題ないということです

この端末を買うべきか?判断フローチャート

「前の持ち主の残債が残っていないか」「買ったあとに使えなくならないか」と迷ったときは、次の3ステップで判断してください。

STEP 1商品ページの判定は?

○
制限の対象外。そのまま買えます
△
今は使える。STEP 2 へ
×
そのキャリアの回線では使えない端末です

▼

STEP 2赤ロム保証はありますか?

ある
保証期間・保証内容・保証に必要な書類を確認して購入。7社の違いは「対策ポイント①」の表で
ない
STEP 3 へ

▼

STEP 3○の端末と比べて、いくら安い?

差が
大きい
数千円以上安い。×になったら自己負担になることを分かったうえで判断してください
あまり
変わらない
○の端末を選び直すほうが、リスクなしで同じ値段です
迷ったときは。○の端末を選ぶか、△なら赤ロム保証のある店で買う。この2つのどちらかなら、×になったときの備えがあります。

知っておきたい制度の動き~ネットワーク利用制限は将来なくなる?

ここまで△のリスクや対策を解説してきましたが、この「△」という仕組み自体が、将来なくなる方向で動いています。

2024年9月、総務省はネットワーク利用制限を原則禁止にする方針を報告書で示しました。実際に始まれば、△という区分自体がなくなります。制度の動きは中古スマホの買い方の判断にも関わるので、押さえておいてください。

総務省は「ネットワーク利用制限は原則禁止」と決めている

2024年9月12日、総務省の総務省が公表した「競争ルールの検証に関する報告書2024」で、ネットワーク利用制限を原則禁止にする方針が決まりました。

報告書の中身はこうです。
  • 前の持ち主の支払い滞納を理由にした制限は、原則禁止
  • ただし、購入から4か月以内の滞納に限っては、制限を認める
  • あるキャリアが制限した端末の情報を、ほかのキャリアにも共有する仕組みを設ける

3つ目は、この記事の「対策ポイント②」に関わります。いまは元のキャリアと違う回線のSIMなら×になっても使えますが、情報が共有されると、その方法が使えなくなります。

ただし、施行日はまだ決まっていません。報告書に対して、ドコモやソフトバンクが「キャリア間の運用整理に時間を要するため、十分な準備期間を確保した施行日にしてほしい」と意見を出していて、総務省は「実施時期については参考とする」としています。2026年9月時点で、各社の確認サイトの表示は○△×のままです。

制度が始まれば、○と△の価格差は縮小する可能性がある

ネットワーク利用制限が原則禁止になれば、「×になるリスク」自体がほぼなくなります。加えて、△と○を区別する理由もなくなり、価格差も縮小する可能性があります。

裏を返せば、今のうちに△で安く買っておくのは、制度の過渡期だからこそ使える選択肢です。ただし、施行日は未定で、中古市場の価格は複合的な要因で決まるため、「すぐに価格差がなくなる」と断言はできません。

ネットワーク利用制限△の端末を買う場合によくある質問

ネットワーク利用制限「△」のiPhoneは普通に使えますか?

はい、通話・ネット・アプリ、すべて問題なく使えます。△は前の持ち主の分割払いが続いている状態を示すだけで、端末の機能には影響しません。

△のiPhoneが×(赤ロム)になる確率はどのくらいですか?

イオシスの2年間の集計(2021〜2022年)によると、約0.15%です。赤ロム保証のある店で買えば、×になったときに交換か返金があります。中身は店で違うので、「対策ポイント①」の表で確認してください。

△のiPhoneはいつ○になりますか?

前の持ち主の分割払いが完了すると、自動的に○に変わります。分割プランにもよりますが、最大でも24〜48か月以内です。購入者が手続きする必要はありません。

ネットワーク利用制限の制度は今後なくなるのですか?

総務省が2024年9月の報告書で、原則禁止にする方針を決めています。ただし施行日は未定で、2026年9月時点では各社の確認サイトの表示は○△×のままです。

△のiPhoneをフリマアプリで買っても大丈夫ですか?

フリマアプリの個人出品には赤ロム保証がありません。×になっても交換や返金はなく、出品者と連絡が取れなければ自己負担になります。この記事で比べた7社は、すべて赤ロム保証があります。

フリマと専門店の違いを含めた選び方は、中古スマホの選び方で5つの条件にまとめています。

△のiPhoneと○のiPhoneで性能に違いはありますか?

性能の違いは一切ありません。△と○はネットワーク利用制限のステータス(前の持ち主の支払い状況)の違いであり、端末の処理速度・カメラ・バッテリーとは関係ありません。

赤ロム保証がない店で△のiPhoneを買ってしまったらどうすればいいですか?

×になった場合、そのキャリア回線では通信できなくなります。対処法としては、元のキャリアと異なる回線のSIMカードを使う方法があります。ただし将来的に使えなくなる可能性もあるため、次回からは赤ロム保証のある専門店で購入することをおすすめします。

△のiPhoneでもeSIMは使えますか?

はい、使えます。ネットワーク利用制限は物理SIM・eSIMの区別なく、端末単位で設定されています。△のiPhoneでeSIMを設定しても、○の端末と同じように通信できます。

判定が「ー」(ハイフン)の端末は使えますか?

「ー」は、そのキャリアでは製造番号が確認できないという意味です。別のキャリアで調べていただけのことが多いので、まず元のキャリアのサイトで調べ直してください。メーカーから直接買ったSIMフリー端末は、どのキャリアで調べても「ー」で、問題ありません。

○で買った端末が、あとから×赤ロムになることはありますか?

あります。前の持ち主が補償サービスで紛失・盗難を申し出た場合などに、○だった端末が×になった報告があります。○でも赤ロム保証のある店で買っておくと、こうしたときに備えられます。

【まとめ】△のスマートフォンを安心して買うためのチェックリスト

ここまでの内容を、購入前に見返せるチェックリストにまとめました。中古ショップやネットで△の端末を見つけたとき、このリストを確認してから判断してください。

△の端末を買う前に確認する6つ

最後の「バッテリーや外観のチェック方法」は、買う前の目安を中古スマホのバッテリーは何%なら買っていい?で、届いてからの確認を中古スマホの不具合チェック手順で詳しく解説しています。

「△=怖い」ではなく「△=仕組みを知っている人のお得な選択肢」

この記事を読む前と後で、△に対するイメージはかなり変わったのではないでしょうか。

最初は「△って何か問題があるんじゃ?」と不安だったという方もここまで読んできて、こんなことがわかったと思います。

  • △は「前の持ち主の分割払いが続いている」だけで、端末の品質とは関係ない
  • ×になる確率は0.15%。赤ロム保証のある店なら、×になっても交換か返金がある。ただし中身は店で違う
  • △の大半は、普通の人が機種変更で手放した端末
  • 同じ機種が△というだけで数千円安い。イオシスの実例では5,000円
  • ネットワーク利用制限は原則禁止の方針が決まっている。施行日はまだ未定

△は「怖い端末」ではありません。仕組みを理解して、保証のある店で買える人にとっては、お得な選択肢です。

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この記事の参考文献

赤ロム保証 7社の公式ページ。2026年9月14日確認

ネットワーク利用制限の仕組み キャリア公式

×になる確率・制度の動き

その他

ネットワーク利用制限△のiPhone-安全に買うための知識

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編集長プロフィール

高良 基也のアバター 高良 基也 監修者(株式会社DaTeo代表)

株式会社DaTeo代表 / 編集長
携帯キャリアショップで約5年間、販売スタッフとして数千台の端末を接客・提案した経験を持つ。自身もiモード時代から20年以上のモバイル端末ユーザーで、これまでに100台以上を実際に使用。

2011年に独立しWebメディア事業を開始、14年にわたりSEO・コンテンツマーケティングに従事。その経験を活かして「中古スマホの底値さん」を立ち上げ。販売現場で見てきた「お客様が本当に不安に感じるポイント」への理解と実機検証をもとに、“どこで買えばいいか・その価格は高いのか安いのか・SIMやデータ移行が自分でできるか”という中古スマホ購入のつまずきを、初心者でも安心して越えられる仕組みと情報づくりに取り組んでいる。

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